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介護士から製造業へ
そこで見つけた介護の魅力

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特別養護老人ホームやまゆり苑に勤務する舟越さんは今年で通算6年目になる介護福祉士だ。
実は舟越さん、約半年間、製造業へ転職し、再び介護士に復帰した変わった経歴の持ち主である。

『介護職に就くきっかけとなったのは高校時代の選択授業で介護福祉を選んだことです。

実際に体感する現場はとても大変でした。
でもご利用者とのふれあいに大変さを上回る魅力を感じたのです。
そして、高校時代にヘルパー2級を取得し、その後出雲市にある専門学校「トリニティカレッジ出雲医療福祉専門学校」に進学。
介護福祉士を取得しました。』

専門学校の勧めで社会福祉法人やまゆりに就職し現在6年目。
介護福祉士として5年間働き、一転、製造業に転職しました。

『どんな職業でも同じなんでしょうが、この先何十年も同じ仕事をしていくことに疑問を感じたんです。
一度は他の世界も見てみたい気持ちが勝ったのです。

そこで思い切って出雲市内の製造業に転職しました。
でも半年で介護職に復職しました。
毎日機械を相手にすることで、逆に介護職の良さがはっきりとわかったのです。
人の温かさ。 表情、所作、会話。 ご利用者とのやりとりこそが私のやりがいだったんだと。』

半年で製造業から退き、再び社会福祉法人やまゆりで介護福祉士へと復帰しました。

『転職後もやまゆりの方とはコミュニケーションをとっていました。 定期的に”そっちの仕事はどう?”と連絡を取らせてもらっていました。 なので復職を考えた先には、思いを率直に打ち明けました。 そして復職を受けて入れていただきました。』

見つけたもの

介護福祉士として着実に経験を積む舟越さん。
今につながるきっかけとなったご利用者がいらっしゃるそうだ。

『やまゆりに入社時からずっと担当しているご利用者がいらっしゃいます。
その方は体に麻痺があるんです。 ベットの上で体が思うように動かなくて、そんなときナースコールを頻繁に押されます。
駆けつけて対応しても体の位置が中々定まらず、また呼ばれる。
何度も何度も。 はじめはその気持ちが分からず困惑していました。
けれどその方と関わっていくうちに本当にしてほしいことに気づけていない自分に気づいたんです。
一生懸命に伝えようとしているご利用者の気持ちが汲み取れていなかったんです。

ご利用者が言葉にすることだけが全てじゃない。
問題は他のところにあってそれを見つけて改善してあげたいと思うようになりました。

見つけたものを大切にこれからも進んでいきたい。』

■関連リンク

社会福祉法人やまゆり