11月9日から12日までの4日間にわたり、出雲科学館で介護未経験の人を対象に介護の基礎知識や技術を学ぶ、介護の入門的研修を開催しました。

 今回、20代から60代までの18名の方の参加があり、講義や実技をとおして介護の理解を深めました。

   介護施設で働いている現役の職員の方が講師になり、具体的でわかりやすい講座に「介護だけでなく、人としての尊厳を学んだ」との感想がありました。

               様子6

      

 ~認知症、障がいへの理解~

 認知症や障がいについての基礎知識から、本人や家族との関わり方を学びました。

 また、半身マヒを想定した杖の使い方の実技等も行いました。

(感想)

 ・認知症に対して正しく理解することが大切だが、絶対の正解はないということを知った。

 ・認知症のある方も心があること、それを忘れないように接しなければならない。

 ・安心、安全に生活できるよう、社会環境の整備が必要だと感じた。

   様子4    様子3                           

 

 ~基本的な介護の方法~

 福祉用具を実際に使ってみたり、2人組で服の着脱やベッドからの移乗などの介助の方法を学びました。

(感想)

 ・介護される方の気持ちを感じることができた。

 ・講義の中で、その都度家族の顔が浮かんだ。まずは家庭の中で役立てたい。

 ・大変な職業であることが改めて理解できた。

   様子5    様子5

        

 最終日には、4法人に参加していただき、就職ガイダンスを行いました。

 その後、修了証明書をお一人ずつお渡しして、全日程を修了しました。

 介護人材確保定着にかかるプロジェクト会議では、介護職場における人材の確保・定着を図ることを目的に、様々な取組を行っています。今回の入門的研修は、この取組の一環として開催し、来年度も開催する予定です。

 介護の仕事に興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。