出雲市立佐田中学校にて介護の基礎的講座を実施しました
高齢者の身体の特徴や介護の仕事に対する理解を深めるとともに、「福祉の心」を育むことを目的に「中学生向け介護の基礎的講座」を実施しています。
令和6年9月27日(金)に出雲市立佐田中学校の1年生を対象に、介護の基礎的講座を実施しました。
出雲市内の福祉施設職員が講師となり、福祉についての話や、高齢者疑似体験キットを身に着けた高齢者疑似体験を行いました。
高齢者疑似体験の内容
1.立ち座りのコーナー
椅子からの立ち座りを体験しました。
2.文字を見る・書くコーナー
色の違う標識の見え方の違いなどを体験しました。
3.買い物コーナー
両手に軍手をして財布から小銭を出し入れすることを体験しました。
4.階段
階段の昇り降りを体験しました。
5.ごみ捨てコーナー
ごみ袋へごみを入れ、袋の口を縛り、袋を捨てるまでのごみ捨てを体験しました。
生徒の反応
・高齢者の大変さを知りました。高齢者の体験をして、目は見えにくいし、耳は聞こえないし、何より体がうまく動かない
ことが一番大変でした。
・将来、少しでも人の役に立てたり、助かるなと思われる仕事に就いたりして、相手に「しあわせだな」と少しでも思って
もらえるような働き方をしたいです。
・レジなどで会計に時間がかかっている高齢者の方を見たことがあり、なぜあんなに時間がかかっているのかあまり分かり
ませんでしたが、今日体験をして、時間がかかる理由が分かりました。これからは会計の時に、時間がかかっている人を
見かけたら、「ゆっくりで大丈夫です」と声をかけたいです。
・最初は、介護は大変だなと思っていたけれど、実際に介護などをしてもらって、「介護してもらうとすごくうれしいな」、
「介護などをしてもらうことやすることによって、お互いに楽しく生きられるんだな」と気づきました。