出雲市立南中学校にて介護の基礎的講座を実施しました!
高齢者の身体の特徴や介護の仕事に対する理解を深めるとともに、「福祉の心」を育むことを目的に「中学生向け介護の基礎的講座」を実施しています。
令和7年7月11日(金)に出雲市立南中学校の3年生を対象に、介護の基礎的講座を実施しました。
出雲市内の福祉施設職員が講師となり、福祉についての話や、高齢者疑似体験キットを身に着けた高齢者疑似体験を行いました。
高齢者疑似体験の内容
1.立ち座りのコーナー
肘や膝の関節を固定し、背が曲がった状態で椅子からの立ち座りを体験しました。
杖を使用することや、介助者に体を支えられることなどを通し、どのようにしたら立ち座りしやすいのかを学びました。
2.文字を見る・書くコーナー
視野が狭くなることや物が黄色く見えるようになることが体験できるゴーグルを着用し、色の違う標識などを見る体験を
しました。色によって見え方が違うことや、見え方は人それぞれであることを学びました。
3.買い物コーナー
ゴーグルを着用し、両手に軍手をした状態で財布から小銭を出し入れすることを体験しました。
物が見えにくくなったり指の感覚が鈍くなったりすると買い物などの日常的な動作にも時間がかかるようになることを学びました。
生徒の反応
・今まで福祉と聞くとちょっと関わりにくいことかと思っていたが、人の幸せや自分の幸せを作る仕事だと聞いて、イメージが変わった。
・福祉とは体のことを手伝うことが主だと思っていたが、「感情労働」というのが印象に残った。精神面でのサポート「寄り添って支える」
「心を使う」ことが多いと知った。
・短時間の体験だったが、いろいろなところが痛くなり疲れた。お金もよく見えないし、道路標識も見えにくく、想像の何倍も大変だった。高齢者のことを詳しく知って、
理解することができて良かった。これから生かしたい。
・身近にいるおじいちゃんおばあちゃんに優しく笑顔でサポートしながら生活したいと思った。
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