出雲市立佐田中学校にて介護の基礎的講座を実施しました!
高齢者の身体の特徴や介護の仕事に対する理解を深めるとともに、「福祉の心」を育むことを目的に「中学生向け介護の基礎的講座」を実施しています。
令和7年9月25日(木)に出雲市立佐田中学校の1年生を対象に、介護の基礎的講座を実施しました。
出雲市内の福祉施設職員が講師となり、福祉についての話や、高齢者疑似体験キットを身に着けた高齢者疑似体験を行いました。

【高齢者疑似体験の内容】
1.立ち座りのコーナー
肘や膝の関節を固定し、背が曲がった状態で椅子からの立ち座りを体験しました。
杖を使用することや、介助者に体を支えられることなどを通し、どのようにしたら立ち座りしやすいのかを学びました。

2.文字を見る・書くコーナー
視野が狭くなることや物が黄色く見えるようになることが体験できるゴーグルを着用し、色の違う標識などを見る体験を
しました。色によって見え方が違うことや、見え方は人それぞれであることを学びました。
 
  
3.買い物コーナー
ゴーグルを着用し、両手に軍手をした状態で財布から小銭を出し入れすることを体験しました。
物が見えにくくなったり指の感覚が鈍くなったりすると買い物などの日常的な動作にも時間がかかるようになることを学びました。
 
  
4.ごみ捨てコーナー
ごみ袋へごみを入れ、袋の口を縛り、袋を捨てるまでのごみ捨てを体験しました。
ごみ捨てなどの日常的な動作にも時間がかかること、介助者の手助けや声かけの行い方を学びました。
 
  
5.階段等の移動
日常の移動動作で、危険なところや、動きにくさを体験しました。
 
  
生徒の反応
・できることは自分でやり、できないことは助けてもらうことが大切だと感じた。
手伝ってくれている、寄り添ってくれているだけで、とても安心感が生まれると学んだ。まず、声をかけることから挑戦していきたい。
・高齢者の方は、普段から、自分が思っている何倍も体がつらいということを忘れないようにしたい。
・普段の生活の中で、大切なものは赤や緑が多いと思っていたが、疑似体験をしてみて、色の見えやすさや見えづらさを知ることができた。
耳が聞こえづらかったなかで、ジェスチャーがとても助かった。


