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(左から)

介護支援専門員(ケアマネジャー)/N・Cさん
介護支援専門員(ケアマネジャー)/K・Nさん
代表取締役社長/K・Hさん
管理者/K・Eさん
介護支援専門員(ケアマネジャー)/N・Kさん


利用者個人に適した支援を組み合わせ、一人ひとりの暮らしを支えるケアマネジャーの仕事。

今回は居宅介護支援事業所「えがおライフ川光」を訪ね、テレワークで働くケアマネジャーの皆さんにインタビュー。
柔軟な働き方の魅力や、ケアマネジャーという仕事のやりがいについて、お話を伺いました。

座談会

live こちらの事業所の特徴や方針について教えてください。
社長

「えがおライフ川光」はケアマネジャー(以下ケアマネ)のみで運営されている事業所で、働きやすい環境づくりを大切にしています。
テレワークやフレックスタイム制を導入し、自宅で暮らす方からサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の入居者まで幅広く担当しています。

運営方針は「ケアマネ以外の業務を極力なくすこと」「事務所に来なくても働ける仕組みをつくること」。
書類はすべてデジタル化し、パソコンとiPadがあれば業務が完結できる体制を整えています。
紙で届く資料もPDF化し、一元管理しています。

live ケアマネの皆さんが普段の業務で心がけていることはありますか?
N・K

第一印象が重要なので、まずは「話しやすい」と思ってもらえる雰囲気づくりを大切にしています。

K・N

訪問のときは明るい色の服を選ぶようにしています。
“いい色の服着とるね〜”というところから会話が広がるんですよ。
しっかりお話を聞いて、最後は笑顔で『また会いましょうね』と言えるようにしています。

N・C

私も“よく聞くこと” を大切にしています。
管理者から「凛として」とよく言われますが、姿勢や心持ちを整えて利用者さんに向き合うことを大切にしています。

live

この事業所では男性のケアマネさんが2名おられますが、男性が担当することで、利用者さんとの関係づくりに違いを感じることはありますか?

N・K

「男性だから」ということは特にありません。
ただ男性の利用者さんとは、同じ男性としての経験や気持ちを共有できる場面でもあり、自然と話がはずむことがあります。

live

ケアマネジャーの仕事の難しさや、やりがいを感じる瞬間は?

K・N

多職種で“チーム”をつくる際、利用者さんもご家族もスタッフも、遠慮なく意見を言える雰囲気づくりが必要です。
それが難しさでもありますが、うまくいった時はやりがいを感じます。

N・C

ひとり暮らしの方や身寄りのない方、ご家族が遠方におられる方などは、支援につなげるまでに時間がかかることもあります。
それでも粘り強く関わり、支援が形になるとうれしいですね。

K・N

ひとり暮らしの方などは、「まだ自分でできる」と我慢してしまい、気づいた時には深刻な状況になっていることもありますね。
そんな時はチームでどう支えるかを話し合います。

N・K

話し合って決めたプランがうまく回り、利用者さんの生活が良くなっていく様子を見るのはうれしいですよね。
ご本人が本来持っている力を少しずつ取り戻し、元の生活に近づいていく姿を見られるのは、この仕事の大きな魅力です。

利用者さんに何でも相談してもらえる関係ができると、“信頼してもらえている”と実感します。

K・E

ケアマネには「まずは相談を受けること」を伝えています。
業務範囲を超える部分は適切な機関へつなぐ。それがケアマネの大切な役割だと思っています。

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live

テレワークで働いて、良かったと感じることはありますか?

N・K 決まった時間に出勤する必要がなくなり、通勤のロスがないのが一番大きいです。
訪問予定がなければ自宅で業務を始められるので、生活にゆとりが生まれました。
妻が仕事で家を空けるときも、自分がフォローできるので助かっています。
K・N 朝は書類チェック、日中は訪問、夕方は子どもの帰宅に合わせて家で記録作業という流れができ、
子どもに「おかえり」と言えることに幸せを感じています。
ただ自由度が高い分、時間管理は意識しています。
N・C 子どもの送迎が多かった時期は本当に救われました。
子どもも「お母さんがなんとなく家にいる」という安心感があるみたい。
怪我や病気、学校の行事などの時も、自分の調整さえできれば対応できるのがいいところです。
家族の介護をしている人にも働きやすいと思います。
K・E

現在、ケアマネジャーは常勤・非常勤あわせて13名在籍しており、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方をしています。
自宅を拠点に、利用者さんの訪問や会議へ直行直帰ができる体制を整え、必要に応じて事務所に立ち寄ることもできます。
テレワークは「自由=好き勝手できる」ということではなく、業務の効率化を図りながら、自分の時間も大切にしてほしいと考えています。

live

テレワークで働く上での課題はありますか?

K・N

急ぎの相談がしづらいことでしょうか。
そういう時は事務所へ寄って先輩に相談するなど、情報交換する時間をつくっています。

N・K

以前の職場では仲間同士で気軽に話す時間がありましたが、テレワークだと“ちょっとした相談”がなかなかできないですよね。

N・C

自由度が高い分、仕事と私生活の切り替えが課題になる人もいます。
時間管理や気持ちのコントロールが苦手だと、逆に働きにくさにつながるかもしれませんね。

live

テレワークで働きやすくするために、事業所としてはどのような工夫をされていますか。

社長

毎週木曜日の13時からは全員でミーティングを行い、さまざまな課題について話し合う時間をつくっています。
また、時々は外部講師を招いた勉強会なども実施し、ケアマネの専門性を高める機会を設けています。

N・K

一番ありがたいのは、“雑用がない”という点です。
一般的な職場では掃除など業務以外の作業がありますが、ここは事務作業や雑務がないので、ケアマネジメントに専念できます。

K・E

社長は1年中、朝一番に来て、事務所の掃除をしてるんですよ。

社長

私が掃除してたらみんなが気を使うじゃない?

だから誰もいない時間に来てやっています(笑)

N・C

おかげで事業所がいつもきれいです。
それも働きやすさにつながっています。

live

ICTの活用方法について教えてください。

N・C

タブレットで記録できますし、音声での入力もできます。
便利なのは筆談アプリ。
声で文字起こしをしてくれるので、耳の遠い利用者さんとの会話に役立っています。
あと、県外にいるご家族とZoomで会議できるのも便利ですね。

K・N

以前の職場ではICTをほとんど使っていなかったので不安でしたが、教えてもらいながら自然と使えるようになりました。
ITツールは“使いたいものだけ使えばいい”というスタンスも助かっています。

live

今後、事業所として目指す姿はありますか?

N・K

経験豊富なスタッフが多いので、知識や技術を共有し、事業所全体としてレベルアップしていきたいです。

社長

どんな難しいケースであっても、「ここなら対応できる」と言ってもらえるような、強い事業所になっていきたいですね。

 
テレワークという新しい働き方を取り入れながら、より質の高いケアマネジメントを追求する「えがおライフ川光」。
働きやすい環境づくりとICTの活用、そして利用者一人ひとりに寄り添う姿勢が、事業所全体の力となっていました。